「クール・ブルース」は、チャーリー・パーカーが1947年に録音した12小節のブルース・ナンバーである。カマリロ州立病院での療養を終えたパーカーが、リフレッシュした状態で臨んだロサンゼルスでのDialレーベル・セッションから生まれた。
キーはCメジャー。キャッチーなリフをテーマに据えたブルースで、そのリフの起源にはビゼーの歌劇カルメンや、ベーシストジョン・カービーのセクステットが使っていたテーマとの類似が指摘されている。シンプルなリフながらもパーカーならではのリズム的な工夫が随所に光り、ソロではブルース・スケールとビバップ・ランを自在に交差させた名演が展開される。テンポはミディアムで、パーカーのブルース入門としても親しまれている一曲だ。
初録音は1947年2月19日、ロサンゼルスのC.P.マクレガー・スタジオでのセッション。共演はエロール・ガーナー(ピアノ)、レッド・キャレンダー(ベース)、ドク・ウェスト(ドラムス)。Dialレーベルからの各種リリースでは「Hot Blues」「Blowtop Blues」など異なるタイトルで発売されたこともある。