マイルス・デイヴィスが1959年に作曲したブルース・ナンバー。モダン・ジャズの金字塔とされるアルバムKind of BlueのB面冒頭を飾る楽曲として発表された。
形式は12小節のブルースだが、6/8拍子のワルツ・フィールで演奏される点が最大の特徴である。ベースラインが全編にわたって反復するオスティナート構造を持ち、ホーン・セクションによるハーモニック・ヴァンプがソロの合間に挿入される。モードに基づく少数のコード・チェンジが、瞑想的かつ開放的な即興空間を生み出している。キーはGメジャー。
初演録音は1959年のKind of Blueで、ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、ビル・エヴァンス、ポール・チェンバース、ジミー・コブというセクステットによる演奏。デイヴィス自身は1964年のライヴ盤My Funny Valentineでより速いテンポの別ヴァージョンも残している。