「Blue Lou」は、サックス奏者・アレンジャーのエドガー・サンプソン(1907–1973)が作曲し、後にアーヴィング・ミルズが作詞したスウィング時代のジャズ・スタンダードである。サンプソンはチック・ウェッブ楽団のアレンジャーとして「Stompin' at the Savoy」「Don't Be That Way」などの名曲を生み出した名アレンジャーだ。
曲は32小節のAABA形式で、スウィング・ジャズの黄金期を代表するキャッチーなリフ・チューンである。明るくリズミカルなメロディは、ビッグ・バンドのアンサンブルはもちろんスモール・コンボでも映える構成で、アップテンポのスウィングで演奏されることが多い。和声進行は比較的シンプルだが、スウィング・フィールを存分に楽しめる楽曲として、スタンダード・レパートリーに定着している。
チック・ウェッブ楽団とベニー・グッドマン楽団の両方による1930年代の録音が有名で、スウィング時代のビッグ・バンド・サウンドを象徴する一曲である。後年ではカウント・ベイシー楽団をはじめ多くのバンドに演奏されている。