「Ornithology」は、1946年にアルト・サックス奏者チャーリー・パーカーとトランペット奏者ベニー・ハリスが共作したビバップの代表的コントラファクトである。タイトルの「鳥類学」はパーカーのニックネーム「バード」にちなんでいる。
モーガン・ルイス作曲の「How High the Moon」のコード進行に新たなメロディを載せた32小節のABAC形式で、キーはG。冒頭の2小節はパーカー自身の1942年の録音「The Jumpin' Blues」のソロから引用されたフレーズで始まり、メジャーとパラレル・マイナーの間を行き来する高速のラインがビバップの語法を凝縮している。ブリッジ部分のii-V連鎖が特にチャレンジングで、即興力が試される。
最初の録音はチャーリー・パーカー・セプテットによるDial盤(1946年3月28日)で、マイルス・デイヴィスとラッキー・トンプソンが参加。バド・パウエルのピアノ・トリオ版も、後半のメロディ改変も含め、ジャムセッションで広く演奏される定番バージョンとなっている。