ビバップを代表する作曲家チャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーの共作とされる楽曲で、初録音は1945年。当初「Thriving from a Riff」というタイトルで、パーカーのリーダー・セッションで録音された。パーカー自身は1949年に、ガレスピーは作曲に関与していないと語っている。
ジョージ・ガーシュウィンの「I Got Rhythm」のコード進行(いわゆる「リズム・チェンジ」)上に新しいメロディを載せたコントラファクト。32小節AABA形式、B♭メジャーで、アップテンポで演奏される。メロディは緻密かつ流麗で、ビバップの語法を凝縮したような音の運びが特徴。リズム・チェンジの代表的なヘッド(テーマ)として、ジャム・セッションの定番曲である。
1945年11月26日、Savoy Recordsでのパーカーのセッション(マイルス・デイヴィス(tp)、ミルト・ジャクソン(vib)、マックス・ローチ(ds)参加)が初録音。1946年にはガレスピー楽団がRCA Victorに録音し、公式に「Anthropology」の名で発表された。1951年のBirdlandでのパーカーとガレスピーの共演ライブ録音も歴史的名演として知られる。