「シー・ティー・エー」は、ジミー・ヒースが作曲し、1953年にマイルス・デイヴィスのセッションで初録音されたビバップ・ナンバーである。曲名はヒースの当時の恋人コニー・テレサ・アン(Connie Theresa Ann)のイニシャルに由来する。
形式は32小節AABA、キーはB♭メジャーで、いわゆる「リズム・チェンジ」(ガーシュウィンの「アイ・ガット・リズム」の和声進行)に基づいている。しかしヒースのメロディはリズム・チェンジの枠組みを巧みに超越し、ビバップ特有のクロマティックなラインと跳躍音程を駆使した独自の旋律が展開される。ミディアム・アップテンポで演奏されることが多く、Aセクションの力強いユニゾン・テーマとブリッジのコントラストが印象的だ。
初録音は1953年4月20日、Blue Noteレーベルのセッションで、アルバムMiles Davis, Volume 1に収録された。マイルス・デイヴィス(トランペット)、J.J.ジョンソン(トロンボーン)、ジミー・ヒース(テナーサックス)、ギル・コギンズ(ピアノ)、パーシー・ヒース(ベース)、アート・ブレイキー(ドラムス)という豪華な布陣による演奏が決定版として知られる。