「Blue and Sentimental」は、カウント・ベイシー(1904–1984)、ジェリー・リヴィングストン、マック・デイヴィッドの共作で、1938年にベイシー楽団によって録音された楽曲である。エディ・ダーラムが編曲を担当した。
曲はベイシーの数多い作品の中でも珍しいロマンティック・バラードで、スロー・スウィングの柔らかな雰囲気が漂う。キーはEbメジャー(Ab表記の資料もあり)。ゆったりとした旋律はテナー・サックスの音色と特に相性が良く、元々のレコーディングではテナーのハーシェル・エヴァンスが情感豊かなソロで曲の魅力を決定づけた。またレスター・ヤングがクラリネットで参加した珍しい録音としても知られる。
ベイシー楽団は1958年の『Atomic Basie』など複数のヴァージョンを残している。テナー・サックス奏者アイク・ケベックの1962年のブルーノート盤『Blue & Sentimental』もアルバム・タイトルに採用されるなど、テナー奏者に愛される名バラードだ。