「ウェア・オア・ウェン」は、1937年のブロードウェイ・ミュージカルBabes in Armsのためにリチャード・ロジャースが作曲した楽曲。同ミュージカルからは「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」など複数のスタンダードが生まれた。
32小節のAABA形式で、キーはEbメジャーが標準的。メロディはオクターブと4度にわたる劇的な上昇を含み、音楽評論家アレック・ワイルダーがロジャースの「もっとも効果的なドラマチック・ステートメントのひとつ」と評した。デジャヴをテーマにした歌詞と相まって、過去と現在が交錯するような不思議な浮遊感を持つ。ミディアム・テンポからバラードまで、幅広い解釈が可能である。
スウィング期のベニー・グッドマン楽団による録音が初期の名演として知られる。フランク・シナトラの1945年のレコーディングは広くヒットし、楽曲の知名度を確立した。ジャズ・ピアノではレッド・ガーランドのトリオ演奏も高い評価を得ている。