「Upper Manhattan Medical Group」(通称U.M.M.G.)は、ビリー・ストレイホーンが1956年に作曲した楽曲で、デューク・エリントン楽団のために書かれた。タイトルはエリントンとストレイホーンの主治医であったアーサー・ローガン医師の診療グループに由来する。
3/4拍子のワルツで書かれた珍しいジャズ・ナンバーで、ストレイホーンらしい繊細な不協和音と洗練されたハーモニーが随所に光る。メロディは跳躍を含むエネルギッシュな動きを見せながらも上品さを失わず、クラシック音楽の要素とジャズの即興性が高い次元で融合している。オリジナル・アレンジではクラリネットのジミー・ハミルトン、トランペットのウィリー・クック(後にクラーク・テリー)、バリトンサックスのハリー・カーニーをフィーチャーし、セクション間の精妙なインタープレイが聴きどころとなっている。
1956年のBethlehem盤での初録音に加え、1967年のストレイホーン追悼盤...And His Mother Called Him Billでのエリントン楽団の演奏が決定的な録音である。また、ディジー・ガレスピーがクレア・フィッシャー編曲で録音した1960年のVerve盤も高く評価されている。