「The Birth of the Blues」は、レイ・ヘンダーソン(1896–1970)が作曲し、バディ・デシルヴァとルー・ブラウンが作詞した1926年の楽曲である。ブロードウェイ・レヴュー『George White's Scandals of 1926』で初演され、ポール・ホワイトマン楽団らが同年にレコーディングした。
曲は32小節の形式で、キーはCメジャー。ブルースの起源を物語風に歌い上げる歌詞が特徴的で、ジャジーなメロディと相まってスウィング・ジャズのレパートリーとして長く愛されてきた。ミディアム・スウィングからバラードまで幅広いテンポで演奏可能で、ソロイストにとっても表現の幅が広い素材である。タイトルに「ブルース」を冠するがブルース形式ではなく、ポピュラー・ソング形式で書かれている点がユニークだ。
多くのアーティストが録音しているが、フランク・シナトラの歌唱が特に広く知られている。1941年には同名の映画も制作され、ビング・クロスビーがフィーチャーされた。ジャズ・インストゥルメンタルとしても親しまれている定番曲である。