「サンデー」は1926年にチェスター・コンが作曲し、ジュール・スタイン、ネッド・ミラー、ベニー・クルーガーが作詞を手がけたティン・パン・アレー生まれのスタンダードである。「日曜日のあなたとの時間を思い毎日ブルーになる」という恋の歌で、スウィング期からジャズ・ミュージシャンに親しまれてきた。
AABA形式・32小節の構造で、キーはEbまたはFで演奏されることが多い。A セクションはダイアトニックな進行を基調としつつも、ところどころにディミニッシュ・コードやセカンダリー・ドミナントが織り込まれ、シンプルな中にも洒落たハーモニーの動きが感じられる。ブリッジではサブドミナント領域への転調的な展開があり、スウィングやミディアム・テンポで演奏すると軽快な魅力を発揮する。
代表的な録音としては、フランク・シナトラの1954年のアルバムSwing Easy!収録版が広く知られている。またベン・ウェブスターとオスカー・ピーターソンのデュオ録音も、テナーサックスとピアノの親密な対話が光るジャズ・ファン必聴の名演である。