「Sometimes I'm Happy」は、ヴィンセント・ユーマンスが作曲しアーヴィング・シーザーが作詞した楽曲で、1927年のミュージカルHit the Deck!で歌われヒットした。もとは1923年に別のタイトルで書かれたが、新たな歌詞を得て大成功を収めた。
形式はAABA・32小節、キーはE♭付近が一般的。陽気と憂鬱の間を行き来する感情を素直なメロディで描いたシンプルな構成で、スウィング〜ビバップ期のジャズ・ミュージシャンに広く愛された。和声は明快なI-vi-ii-V系で、アップテンポのスウィングで演奏すると特に映える。ベニー・グッドマン楽団が1935年の歴史的ヒット「King Porter Stomp」のB面にこの曲を収録した事実が、スウィング時代における人気の高さを物語る。
ベニー・グッドマン楽団の1935年録音(Victor)に加え、1938年カーネギー・ホール・コンサートでのライヴ演奏も名高い。ヴォーカルではドリス・デイ(1949年、Columbia)のチャーミングな歌唱が知られる。