「Pennies From Heaven」は、1936年の同名映画のためにアーサー・ジョンストンが作曲したポピュラー・ソングである。ジョンストンは1930年代にパラマウント映画で数々の映画音楽を手がけた作曲家で、本曲はアカデミー賞歌曲部門にノミネートされた。ビング・クロスビーの録音が10週にわたりチャート1位を記録する大ヒットとなった。
形式は32小節のAABA、キーはCメジャーが一般的。明るくスウィング感に富んだメロディが特徴で、コード進行もスタンダードなii-V-Iの流れを基調としており、初心者から上級者まで幅広く親しまれている。レニー・トリスターノの弟子たちはこの進行上に「Lennie's Pennies」というコントラファクトを作っている。ミディアム・スウィングで演奏されることが多い。
ジャズにおける代表的な録音には、レスター・ヤングのリラックスしたテナー・サックス版や、スタン・ゲッツのクールな解釈がある。またビリー・ホリデイも1936年に録音しており、この曲のジャズ・スタンダードとしての地位確立に貢献した。