「Bemsha Swing」は、ジャズ・ピアニストセロニアス・モンク(1917–1982)とドラマーのデンジル・ベストが共作したジャズ・スタンダードである。タイトルは元々「Bimsha Swing」と綴られ、ベストの祖先の出身地バルバドスの愛称「ビムシャー(Bimshire)」に由来する。1952年12月18日にモンク・トリオで初録音された。
曲は16小節のAABA形式で、キーはCメジャー。4小節のA部分は基本的にCメジャーだが平行短調の音を借用し、独特の「ブルージーだがブルースではない」色合いを持つ。B部分はA部分を完全4度上のFメジャーに移調したもので、シンプルな構成ながらモンクらしい角張ったリズムと予想外の和声が耳に残る。4/4拍子だが2フィールで演奏されることも多い。
代表的録音としては、1956年のアルバム『Brilliant Corners』でのソニー・ロリンズ、クラーク・テリーとの共演盤が名高い。また1954年のマイルス・デイヴィスのセッション(『Miles Davis and the Modern Jazz Giants』収録)でもモンクがピアニストとして参加している。