「Night Train」は、1951年にテナーサックス奏者ジミー・フォレストが録音したR&B/ジャズ・インストゥルメンタルの名曲である。原曲のリフはデューク・エリントン楽団の「Happy-Go-Lucky Local」(1946年)に由来し、フォレストはエリントン楽団在籍時にこの素材を吸収した。
形式は12小節のブルースで、キーはBbが一般的。冒頭のキャッチーなリフとストップタイム・セクションを経て繰り広げられるテナーサックスのソロが最大の聴きどころで、フォレストの原盤でのソロは事実上メロディの一部と化し、後年のカバーでもほぼそのまま再現されている。R&Bの土臭いグルーヴとジャズの即興性が融合した、ジャンル横断的な魅力を持つ一曲である。
決定的な録音はもちろんジミー・フォレストのオリジナル(1951年、United Records)で、1952年にR&Bチャート1位を7週間維持した。またジェイムズ・ブラウンが1962年にカバーし、ツアー先の都市名を叫ぶアレンジでR&Bチャート第5位のヒットとなった。