「マイ・シャイニング・アワー」は、ハロルド・アーレンが作曲し、1943年の映画The Sky's the Limitのために書かれた楽曲である。劇中ではフレッド・アステアが歌い、同年のアカデミー歌曲賞にもノミネートされた。戦時中の希望と明るさを象徴する一曲だ。
32小節のAABA形式で、キーはE♭メジャーが標準的。上昇するメロディ・ラインが希望と期待感を鮮やかに表現しており、Aセクションの冒頭はI-vi-II-Vの進行から始まるが、セカンダリー・ドミナントII7の使用が通常のii-Vとの微妙な違いを生む。ブリッジではIVへの一時的な転調を経て♭IIIを通過し、ii-Vで元のトニックへ回帰する。ジャズではしばしば速いテンポで演奏され、ソリストにとってはスリリングなハーモニック・チャレンジとなる。
ジャズにおける代表的な録音としては、ジョン・コルトレーンのエネルギッシュな演奏が名高い。また、アーレン作品の名手として知られる歌手バーバラ・ストライサンドやピアニストハンプトン・ホーズの録音も印象深い。