「Barbados」は、ビバップの巨人チャーリー・パーカー(1920–1955)が1948年に作曲したジャズ・スタンダードである。カリブ海の島国バルバドスを想起させるタイトルの通り、パーカーのブルース作品の中でもひときわ陽気でエキゾチックな雰囲気を持つ一曲だ。
曲は12小節のブルースで、カリプソ/マンボのリズムが取り入れられている点が大きな特徴。メロディはパーカーの他のブルース・ヘッドに比べて歌うような抒情性があり、2小節目でドミナント・コード上にb9から13thへ解決する特徴的なフレーズが現れる。ラテン・フィールのテーマとスウィングのソロ・セクションを行き来する構成は、セッションでも演奏映えするナンバーである。
パーカー自身の初録音は1948年9月18日、マイルス・デイヴィス(トランペット)、ジョン・ルイス(ピアノ)、カーリー・ラッセル(ベース)、マックス・ローチ(ドラムス)という精鋭メンバーによるセッションである。