「Autumn Leaves」は、ハンガリー出身の作曲家ジョゼフ・コスマ(1905–1969)が1945年に作曲した楽曲である。元はフランス語の「Les Feuilles mortes(枯葉)」で、詩人ジャック・プレヴェールが詞を書いた。1950年にジョニー・マーサーが英語詞をつけ、ジャズ・スタンダードとして世界的に定着した。
曲は32小節のAABC形式、通常キーはGマイナー。コード進行の大部分がii-V-Iの連鎖で構成され、メジャーとマイナー双方の調性を五度圏に沿って巡る。この見事な循環進行はジャズ・ハーモニーの基本を凝縮しており、初心者が最初に学ぶスタンダードとして、また熟練者が深い即興を追求する素材として、あらゆるレベルのプレイヤーに愛され続けている。ジャズ・ミュージシャンによる録音は1,400以上を数え、非アメリカ産スタンダードとしては最も多く演奏される曲とされる。
代表的な録音は、キャノンボール・アダレイのアルバムSomethin' Else(1958年)で、マイルス・デイヴィスがサイドマンとして参加した名盤。ビル・エヴァンス・トリオのPortrait in Jazz(1959年)収録のピアノ・トリオ版も定番として広く親しまれている。