「ラブ・イズ・ジャスト・アラウンド・ザ・コーナー」は、ルイス・ジェンスラーが1934年の映画Here Is My Heartのために作曲した楽曲である。ジェンスラーはブロードウェイやハリウッドで活躍した作曲家で、ビング・クロスビー主演の本作で生まれたこの曲が最もよく知られている。
楽曲はAABA形式・32小節で、キーはB♭メジャーが一般的。明るく跳ねるようなメロディと軽快なリズムが特徴的で、アップテンポのスウィングに映える楽曲だ。コード進行はI-vi-ii-V系の王道的な動きを基調としており、ジャム・セッションでも取り回しやすい。シンプルな構造ながら、メロディの持つ陽気なキャラクターがプレイヤーの創造性を刺激する。
ビング・クロスビーの1934年の映画での歌唱がオリジナル。ジャズの文脈ではチャーリー・パーカーが取り上げたことで知られ、クリフォード・ブラウンとマックス・ローチのクインテットによるスウィンギーな演奏も名盤の誉れが高い。