「ラブ・イズ・ヒア・トゥー・ステイ」は、ジョージ・ガーシュウィンが1938年の映画The Goldwyn Folliesのために作曲した楽曲で、ガーシュウィンが完成させた最後の作品とされる。彼は1937年に38歳の若さで世を去り、本作は死後に公開された。
楽曲はAABA形式・32小節で、キーはFメジャーが一般的。ガーシュウィンの楽曲群の中でも際立ってシンプルかつ美しいメロディが特徴で、穏やかなダイアトニック進行の上を旋律が自然に流れる。ブリッジではサブドミナント方向への転調が柔らかなコントラストを生み、楽曲に品格を与えている。バラード〜ミディアム・テンポで演奏されることが多い。
エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングの共演盤Ella and Louis(1956年、オスカー・ピーターソン参加)での温かなデュエットが決定的名盤。ナット・キング・コールのヴォーカルやダイアナ・クラールの録音もこの曲の魅力を伝える好演である。