「Au Privave」は、ビバップの創始者として知られるアルト・サックス奏者チャーリー・パーカー(1920–1955)が1951年に作曲したジャズ・スタンダードである。タイトルはフランス語のようだが正確な意味は不明で、言葉遊び好きなパーカーらしいネーミングとされる。
曲は12小節のブルース、キーはFメジャー。基本的なブルース進行にビバップ特有のコード・サブスティテューションが施され、2小節目のii-Vの挿入などストレートなブルースとは一味違う和声の動きが生まれている。メロディはFメジャー・トライアドを核にクロマティシズムとシンコペーションを効かせた構成で、シンプルながらパーカーの発想力が凝縮されている。ジャム・セッションでもよく演奏されるブルース・ヘッドの定番だ。
パーカー自身による初録音は1951年1月17日で、トランペットにマイルス・デイヴィスが参加している。またソニー・スティットとオスカー・ピーターソン・トリオの共演盤も広く知られた名演である。