「ジョードゥ」は、ビバップ・ピアニストデューク・ジョーダンが1953年に作曲したジャズ・スタンダード。もともとは「マイナー・エスキャンプ」というタイトルで書かれ、トランペッタークリフォード・ブラウンがレパートリーに取り入れたことで広く知られるようになった。
32小節のAABA形式、キーはCマイナー。Aセクションは2小節単位のパターンで構成され、リズミックなキメとメロディが交互に現れるユニークな構造を持つ。各フレーズの最後はV7コード上で未解決のまま終わり、ビバップ特有のドライブ感を生む。Bセクションは四度圏進行に基づくドミナント7thコードの連鎖で、ソリストにとってはハーモニックな練習素材としても有益な構成である。
クリフォード・ブラウンとマックス・ローチ・クインテットの1954年のアルバムClifford Brown & Max Roachに収録されたヴァージョンが決定的な名演。ブラウンの輝かしいトランペットが冴え渡る。ジョーダン自身のピアノ・トリオによる録音も、作曲者ならではの深い理解に裏打ちされた味わい深い演奏である。