「ジャージー・バウンス」は、ボビー・プレイター、タイニー・ブラッドショー、エディ・ジョンソンが共作した1941年のスウィング・ナンバー。バディ・フェインが歌詞を付けた。ベニー・グッドマン楽団のインストゥルメンタル録音が1942年にチャート1位を記録し、スウィング時代を代表するヒット曲となった。
Bbメジャーの快活なキーで書かれ、リフ主体の構成がダンス・バンドのスタイルに最適化されている。ブルース・フィーリングを帯びたメロディはセクション間のコール・アンド・レスポンスで展開し、ビッグ・バンドのアンサンブル力が問われる楽曲である。グッドマン盤でのメル・パウエルのアレンジはデューク・エリントンへのオマージュとも言われ、ピアノ、テナーサックス、トランペットのソロが次々に繰り出される構成が圧巻である。
ベニー・グッドマン楽団の1942年録音が最も有名で、ヴィド・ムッソのテナーサックスとルー・マクガリティのトロンボーンのソロが際立つ。エラ・フィッツジェラルドもアルバムClap Hands, Here Comes Charlie!で軽快なヴォーカル・ヴァージョンを残している。