「アイ・ウォント・ア・リトル・ガール」は、マレー・メンチャーが作曲し、ビリー・モルが作詞した1930年の楽曲。マッキニーズ・コットン・ピッカーズのレコードで初めてリリースされ、その後ジャズやブルースのミュージシャンに広く演奏されてきた。
Gメジャーの穏やかなキーで書かれた32小節のAABA形式。コード進行はシンプルでI-vi-ii-V系のスタンダードな循環を基調としており、飾り気のない素朴なメロディが印象的である。スロー〜ミディアム・テンポのブルージーなバラードとして演奏されることが多く、ブルース・フィーリングとジャズのハーモニーが自然に溶け合う楽曲として愛されている。歌詞の素朴な味わいも相まって、温かみのあるヴォーカル・ナンバーとして高い人気を誇る。
ブルース・ギタリストT-ボーン・ウォーカーの1968年のアルバムI Want a Little Girlは同曲のタイトルを冠した名盤。またレイ・チャールズやジミー・ウィザースプーンの力強いヴォーカル・ヴァージョンも、ブルース寄りの解釈として広く親しまれている。