ハロルド・アーレンが作曲し、テッド・ケーラーが作詞した1934年の楽曲。ハーレムの名門ナイトクラブ、コットン・クラブの第24回パレード・ショーのために書かれ、エイヴォン・ロングと若きレナ・ホーンが初演を飾った。アーレンとケーラーのコンビによるコットン・クラブ最後の作品で、同ショーからは「Ill Wind」もスタンダードとなっている。
明るく軽快なスウィング・ナンバーで、遊び心のある歌詞と弾むようなメロディが魅力。ブリッジでは16分音符が勢いよく駆け抜ける意表を突いたパッセージがあり、アーレンならではの独創性が光る。Aセクションには歌詞で「ちょっとした合いの手」のように機能する6音のフレーズが組み込まれており、軽妙な味わいを生んでいる。
ベニー・グッドマン・セクステットの1940年の録音が有名で、カウント・ベイシー(p)とチャーリー・クリスチャン(g)が参加した歴史的セッションである。アニタ・オデイのアルバムThis Is Anita(1956年、Verve)での軽やかな歌唱、エラ・フィッツジェラルドのElla Fitzgerald Sings the Harold Arlen Songbook(1961年)も決定版として挙げられる。