「If I Could Be with You (One Hour Tonight)」は、1926年にジェームス・P・ジョンソンが作曲し、ヘンリー・クリーマーが作詞した楽曲である。ジョンソンは「ストライド・ピアノの父」と称され、ファッツ・ウォーラーをはじめ多くのジャズ・ピアニストに影響を与えた先駆的音楽家である。
32小節の形式で、キーはA、C、Fなど多様なキーで演奏される。初期ジャズ〜スウィング時代に生まれた楽曲らしく、明快で親しみやすいメロディとシンプルなハーモニーが特徴。コーラス部分のii-V進行は素直で、アドリブの入門曲としても適している。テンポも自由度が高く、スウィングからバラードまで幅広いアレンジが可能な柔軟性を持つ。
1930年にマッキニーズ・コットン・ピッカーズの録音がチャート1位を獲得し、同年のルイ・アームストロング楽団の録音も大ヒットした。その後もカウント・ベイシー、エラ・フィッツジェラルド、ナット・キング・コールなど多くのアーティストが取り上げている。