作詞家グラント・クラークと作曲家ハリー・アクスト(「Dinah」の作者)が1929年に書いた楽曲。初の全編カラー&トーキー映画On with the Showでエセル・ウォーターズが歌い、全米1位の大ヒットを記録した。ウォーターズの代表曲として、ブルースからジャズ・ヴォーカルへの架け橋となった重要な一曲である。
32小節の比較的シンプルな構成で、ブルージーなメロディと切ない歌詞が特徴。「Am I blue?」と繰り返し問いかけるフレーズが印象的で、恋人に去られた嘆きをストレートに表現している。ゆったりとしたテンポで演奏されることが多く、ブルース・フィーリングを活かした即興が魅力的なスタンダードである。
原曲のエセル・ウォーターズ版(1929年)は、トミー・ドーシーとジミー・ドーシー兄弟が伴奏に参加した歴史的録音。その後、ビリー・ホリデイやジュリー・ロンドンをはじめ多くの歌手がカバーした。1944年の映画To Have and Have Notではローレン・バコールとホーギー・カーマイケルが演奏するシーンでも知られる。