「フォー・ブラザーズ」は、サックス奏者・作編曲家のジミー・ジュフリーが1947年に作曲したジャズ・スタンダードである。ウディ・ハーマン率いるセカンド・ハードのサクソフォン・セクションのために書かれ、そのバンドの代名詞となった。
楽曲は「ジーパーズ・クリーパーズ」のコード進行を基にしたコントラファクトで、AABA形式・32小節。キーはCメジャーで、テナーサックス3本とバリトンサックス1本が軽やかなユニゾンとハーモニーで疾走するアレンジが最大の特徴である。4人のサックス奏者が順番にソロを回す構成が痛快で、レスター・ヤング譲りのヴィブラートを抑えたクールなサウンドがスウィング期からモダン・ジャズへの橋渡しを象徴している。
決定的な録音は、1947年12月27日のウディ・ハーマン・オーケストラによるColumbia盤で、ズート・シムズ、サージ・チャロフ、ハービー・スチュワード、スタン・ゲッツの4人がソロを披露している。アート・ペッパーが1959年のアルバムArt Pepper + Eleven – Modern Jazz Classicsで取り上げたバージョンも名演として知られる。