「ファイン・アンド・ダンディー」は、ケイ・スウィフト作曲、ポール・ジェイムズ(本名:ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ)作詞による1930年の楽曲。同名のブロードウェイ・ミュージカルの主題歌で、女性作曲家が単独でスコアを手がけた初の成功作として知られる。
CメジャーまたはFメジャーで演奏される32小節AABA形式のアップテンポ・ナンバー。明快で陽気なメロディとI–VI–ii–V系の親しみやすい循環コードが特徴で、ジャム・セッション向きの一曲である。ウディ・ハーマンが同じコード構造で別メロディの「Keen and Peachy」を録音したことでも、そのブローイング素材としての魅力がうかがえる。
ルイ・アームストロングが1950年にオール・スターズでDeccaに録音したスウィング感あふれる快演が代表的。ピアノ・ソロではデイヴ・マッケンナのLive at Maybeck Recital Hall Volume 2(1989年)がストライド・ピアノの伝統を受け継いだ名演である。