「ファッシネイティング・リズム」は、ジョージ・ガーシュウィン作曲、アイラ・ガーシュウィン作詞による1924年の楽曲。ブロードウェイ・ミュージカルLady, Be Good!でフレッド・アステア、アデル・アステア、クリフ・エドワーズにより初演された。
原調はFメジャーとされることが多い。タイトル通り「魅惑的なリズム」が最大の魅力で、ラグタイム由来のシンコペーションとティン・パン・アレーのメロディが融合した独特の推進力を持つ。拍の先取りや遅延が連続し、速いテンポではプロト・スウィングとも呼べるエネルギーを発揮する。ドミナント7thやブルー・ノートがジャズの風味を加え、アップテンポの即興に最適な素材である。
オスカー・ピーターソンが1953年にClefレーベルで録音したOscar Peterson Plays the George Gershwin Songbookでは卓越したテクニックが光る。2018年にはトニー・ベネットとダイアナ・クラールがアルバムLove Is Here to Stayでデュエット版を録音した。