「エブリシング・ハプンズ・トゥー・ミー」は、マット・デニス作曲、トム・アデア作詞による1940年のバラード。トミー・ドーシー楽団のために書かれ、1941年に若きフランク・シナトラのヴォーカルで録音、チャート9位を記録した。
E♭メジャー、32小節AABA形式。日常の不運を嘆くユーモラスかつ哀愁漂う歌詞が持ち味である。ii–V–Iを基調に半音階的な経過和音が随所に現れ、メランコリックなメロディを引き立てる。息の長いフレーズはヴォーカリストにもインスト奏者にも表現力を要求する、味わい深い一曲だ。
シナトラは1957年のClose to Youでハリウッド・ストリング・カルテットと再録音し、より親密な名演を残した。チェット・ベイカーの1958年のIt Could Happen to You収録版も繊細な歌唱で名高い。