「エミリー」は、作編曲家ジョニー・マンデル作曲、ジョニー・マーサー作詞による1964年の楽曲。映画The Americanization of Emily(邦題:卑怯者の勲章)のテーマ曲として書かれたが、劇中はインストゥルメンタルのみの使用だった。
3/4拍子のワルツで、CメジャーやGメジャーで演奏されることが多い。ii–V–Iを基調とした豊かなハーモニーが特徴で、セクション間の滑らかな転調と3拍子の揺れがノスタルジックで繊細な雰囲気を生む。頻繁なモジュレーションが即興に豊かな素材を提供し、ピアニストやサックス奏者に特に愛されている。
この曲の代名詞となったのがビル・エヴァンスで、1967年のFurther Conversations with Myselfを皮切りに繰り返し録音した。ポール・デスモンドも1969年のSummertimeで味わい深い演奏を残している。