「デイ・バイ・デイ」は、ポール・ウェストンとアクセル・ストーダールが作曲、サミー・カーンが作詞した1945年のポピュラー・ソングである。ウェストンとストーダールはともに1940年代を代表するアレンジャー兼指揮者で、カーンはアカデミー賞を複数回受賞した名作詞家である。
形式は32小節AABA。穏やかで美しいメロディが日ごとに深まる愛を歌い上げる、王道のラヴ・バラードである。和声的にはスタンダード・ナンバーの典型的な進行に則りつつも、Aセクションのメロディの緩やかな起伏とブリッジでの和声的変化のコントラストが効果的だ。バラードとして演奏されることが最も多いが、ボサノヴァやスウィング・アレンジでも取り上げられ、シンプルなメロディの中にある味わい深さがジャズ・ミュージシャンを引きつけている。
フランク・シナトラが1945年8月22日にColumbiaレーベルで録音したヴァージョンが1946年にリリースされ大ヒット、この曲をスタンダードの地位に押し上げた。ジョー・スタッフォード(ウェストン夫人)やレス・ブラウン楽団(ドリス・デイのヴォーカル)も同時期にヒットを記録した。ジャズ・インストゥルメンタルではクレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラのジョン・クレイトン編曲によるスウィンギングなヴァージョンが評価されている。